岐阜の屋根を守り続けて100年以上
岐阜市の屋根修理・雨漏り専門店　日本いぶし瓦です。

岐阜市は豪雪地帯ではないものの、
年に数回の大雪が原因で屋根の相談が一気に増えるのが毎年の傾向です。

この記事では、

• 後付け雪止め金具
• アングル（バー）タイプ
• ゆきもちくん（軒先ネット）

の3つの違いと選び方を、屋根専門店の視点で分かりやすく解説します。

1. 雪止めとは？設置の目的と必要性

雪止めとは、積もった雪が一気に滑り落ちないようにする装置のことです。
雪を適度に屋根に残すことで、落雪による事故や破損を防ぎます。

＜主な目的＞
カーポート・雨樋・外壁の破損を防ぐ
隣家への被害防止
通行人の安全確保
屋根材や建物への負荷軽減

特に金属屋根・スレート屋根は雪が滑りやすく、雪止めなしの落雪リスクは非常に高いです。

2. 岐阜市でも「雪止め設置」が注目される理由

岐阜市は雪の量が年によって異なりますが、「ドカ雪」や「凍結」によるトラブルは毎年発生しています。

【実際にあった事例】

• 一晩で20cmの積雪後、落雪でカーポートが破損
• 隣家の車に落雪、修理費用の負担トラブルに
• 屋根からの落雪で雨樋が破損し、雨漏りの原因に

突然の積雪で「雨樋が曲がった、外れた」「カーポートが変形した」という相談も多く、被害の多くは雪止めがない屋根で起きています。

こうした背景から、比較的雪の少ない地域でも「備えとしての雪止め設置」が注目されています。

3. 雪止め金具の種類比較

屋根の雪止めには、主に次の3タイプがあります。
屋根材やデザイン、費用感によって最適なタイプが異なります。

比較項目	後付け雪止め金具（または瓦）	アングル（バー）タイプ	ゆきもちくん
概要	瓦やスレートの表面に取り付け、部分的に雪をせき止める	屋根にバー（アングル材）を設置し、線で雪を受け止める	軒先に専用ネットを固定し、雪の滑り出しを防ぐ
雪の留まり方	ピンポイントで軽度の積雪をせき止める	広い範囲をカバーし、比較的強い落雪にも対応	雪を軒先でキャッチし、ゆっくり溶かしながら落とす
見た目	屋根材に合わせれば比較的自然	外からバーが見えるためやや存在感あり	機能重視の構造で見た目はやや無骨
費用目安 ※足場代別	約3〜7万円	約6〜10万円	約12〜20万円

4.雪止めを検討すべき屋根・タイミング

次のような住宅は雪止めの設置を強くおすすめします。

• 屋根の下が玄関・駐車場になっている

• 隣家との距離が近い

• カーポートが破損した経験がある

• 雪がよく滑る金属屋根・スレート屋根

• 屋根リフォームや葺き替えの予定がある

まとめ：岐阜の冬は“備えて安心”

岐阜市の冬は「積もるかどうか」より、一度の落雪で起きる被害が大きい傾向があります。

後付け金具・アングル・ゆきもちくん、それぞれにメリットがあるため、屋根材・立地条件・安全性を考えて選ぶことが大切です。

日本いぶし瓦では、屋根の状況を正確に調査したうえで、最適な雪止め方法をご提案いたします。

この記事の監修者

野々村 将任 （ののむら まさと）

日本いぶし瓦株式会社 代表取締役 岐阜県岐阜市出身 ／ 建築士・雨漏り診断士 2015年に日本いぶし瓦株式会社に入社後、屋根工事の第一線で経験を積み、屋根の総合工事業として幅広い技術と知識を身につける。 建築士・雨漏り診断士の資格を有し、住宅の構造や施工、維持管理に関する理解も深い。 2021年より代表取締役に就任。「屋根を通じ、快適な住空間を提供することで社会に役立つ会社になります」という経営理念のもと、現場で培った経験と専門知識を活かし、屋根に関する疑問や不安の解消に役立つ情報を発信している。

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