2025.06.24
雨漏りを防ぐ鍵はここに!ルーフィングの基礎知識と選び方

岐阜の屋根を守り続けて100年以上
岐阜市の屋根修理・雨漏り専門店 日本いぶし瓦です。
近年はゲリラ豪雨や台風が増え、屋根の防水性能の重要性がますます高まっています。その中でも、屋根の下に敷かれている「ルーフィング」は、見えないながらも住まいを守る要となる存在です。
この記事では、
- そもそもルーフィングとは何か?
- どんな種類があるのか?
- どのルーフィングを選べばよいか
をわかりやすく解説します。
これから新築を建てる方、屋根の葺き替えを検討中の方、そして雨漏りに不安を抱えている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
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1. ルーフィングとは?
ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。
屋根材だけでは雨水を完全に防ぐことはできません。強風を伴う雨や豪雨、屋根材のズレや破損が起きたとき、雨水が内部に侵入するリスクがあります。そこで重要になるのがルーフィング。
屋根材が一次防水、ルーフィングが二次防水の役割を担い、最終的に雨水の侵入を防ぎます。
つまり、ルーフィングは「見えないけれど、屋根を守る最後の砦」といえる存在です。
昔はルーフィングがなく、瓦の下に杉皮や葺き土を使って防水していました。瓦の葺き替え工事の際には、当時の杉皮が現れることもあります。
時代が進み、ルーフィングが住宅に使われるようになりましたが、初期のものは薄く耐久性も今ほど高くはありませんでした。特に阪神淡路大震災をきっかけに、瓦屋根の工法が「土葺き」から「引掛け桟葺き」へと変わり、それ以降、ルーフィングは住宅に欠かせない存在となりました。
2. ルーフィングの種類
現在では、屋根材や地域環境に合わせてさまざまな種類のルーフィングが使われています。
アスファルトルーフィング940
これは住宅瑕疵担保責任保険の基準で「最低限使用すべき」とされている防水シートで、JIS規格(JIS A 6005)に適合しています。1959年に制定された古くからある仕様で、一定の防水性はありますが、現在ではより高性能な製品が多く登場しています。
日本いぶし瓦では、より耐久性を重視するため、この製品は採用していません。
改質アスファルトルーフィング(通称:ゴムアス)
現在、日本いぶし瓦の標準仕様として使用しているのがこのタイプです。従来のアスファルトルーフィングよりも防水性と強度に優れており、ゴム成分が加わっているため柔軟性も高くなっています。
以前はアスファルトルーフィング940を使っていましたが、10年〜20年後の劣化状況を実際に見たことで「これでは家を守りきれない」と判断し、より信頼性のあるルーフィングに切り替えました。
その他のルーフィング
遮熱ルーフエアテックス
遮熱効果と透湿性を併せ持つ特殊なルーフィング。実験では屋根下地の温度が6〜8℃も低減されたという結果もあり、結露の防止にも効果的です。2階の暑さに悩んでいる方にはおすすめです。
エコタック(粘着層付き)
屋根カバー工法で使用する専用ルーフィング。既存のスレートに直接貼り付けることができるため、タッカーが使えない場面で非常に便利です。施工のしやすさと確実な防水が求められる場面で活躍します。
3. 日本いぶし瓦おすすめのルーフィング
改質アスファルトルーフィングにはさまざまな種類がありますが、グレード別に3つ選ぶとしたら、以下の通りです。
- プロA(標準的なグレード)
- ニューライナールーフィング(バランス型)
- マスタールーフィング(最高級グレード)
この中で特におすすめしたいのが、耐久性と価格のバランスに優れた「ニューライナールーフィング」です。メーカーが30年の耐用年数を明記しており、プロAの約2倍程度の価格ですが、それに見合う安心感と性能があります。
マスタールーフィングは最高性能を誇りますが、プロAの約9倍の価格になるため、高耐久を重視する特別なケースを除き、一般住宅ではニューライナーが最適です。 ショールームには実物展示もありますので、厚みや質感の違いをぜひ手に取ってご確認ください。
まとめ
屋根の雨漏り対策は、目に見えない「ルーフィング」で決まると言っても過言ではありません。屋根材だけで判断するのではなく、長く家を守ってくれるルーフィングの性能にもぜひ目を向けてみてください。
日本いぶし瓦では、岐阜市・各務原市・本巣市・山県市を中心に、屋根リフォームや雨漏り修理を専門に行っています。ショールームでは実際の屋根材やルーフィングをご覧いただけますので、お気軽にご来店・ご相談ください。
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この記事の監修者
![]() 野々村 将任 |
日本いぶし瓦株式会社 代表取締役 2015年に日本いぶし瓦株式会社に入社後、屋根工事の第一線で経験を積み、屋根の総合工事業として幅広い技術と知識を身につける。 2021年より代表取締役に就任。「屋根を通じ、快適な住空間を提供することで社会に役立つ会社になります」という経営理念のもと、現場で培った経験と専門知識を活かし、屋根に関する疑問や不安の解消に役立つ情報を発信している。 |
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